マーチング・バンドの歴史
映画化と撮影
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ダラス・オースティンとアトランタ
ドラムライン
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Up Down Drag
映画化と撮影
 『ドラムライン』が、長編映画第2作目の監督ストーン三世は、マーチング・ドラムについて、独自の視点から魅力を語っている。「ショー・スタイルのマーチング・ドラムは、ヒップホップやR&Bとはすごく相性がいいんだ。振りつけのスタイルの激しいところが合うのさ。多くの人々が知っている軍隊のマーチング・ドラムは、適度に格式ばっていて、どこか規律に縛られたスタイルだ。でもショー・スタイル・バンドは、はるかに複雑でファンキーなダンス・リズムを使っていて、とても華やかだし、情熱的でエネルギッシュなスタイルのマーチングを見せてくれる。プレイヤーたちは、逞しく生き生きとしているよ。ショー・スタイルのマーチング・スタイルには、正確さと高度のテクニックだけでなく、ショーマンシップと演技力も必要なんだよ」とのこと。

 そこでストーンは、撮影中、6つのマーチング・バンドを編成し、数百人の音楽家とパフォーマーたちを動員した。また、モーリス・ブラウン大学のバンドは実在のバンドだが、架空のバンドであるアトランタA&T大学のバンドを作るために、マーチング・バンドの経験のある170人の音楽家を探し出した。

 一方、デヴォン役のニック・キャノンは、ロケ地のアトランタに移動してきた際には、自分の手にドラム・スティックをくくりつけて寝てコツをつかんだ。「あまりにも練習したんで、手にマメが出来たよ。僕たちは、特訓を受けながら何週間も同じことを一通りやったんだ。雨の中でドラムを叩いたり、ドラムを頭の上に乗せて観覧席を駆け上がっていく練習もやったよ」。ジェイソン役のGQもドラムは初心者だったが、重さが13.6キロのバス・ドラムの演奏は苛酷なものだった。「持ち方が身に付くまでは、使っていたドラムが血だらけだったよ。手の平には穴が空いたし、皮が何枚もむけて、ひどい傷が出来てしまい、指を曲げることも出来なかったくらいさ」

 リー監督役のオーランド・ジョーンズは、ドン・ロバーツによる指揮のトレーニングを楽しみ、ジョーンズが音楽好きだったことも役作りに役立った。「私は、あらゆる種類の音楽を聴くんだ。だから、リー監督役は、是非とも私が演じなくてはならない、という気持ちになった。私は、完璧な指揮がしたかった、観客がリー監督とデヴォンのストーリーに引き込まれるようにね。また、私はアトランタA&Tのバンドを、フィールドにおける最高のバンドにしたかったんだ」と語る。

 レイラ役に扮するゾーイ・サルダナは、チア・リーダーを演じるためにNFLのアトランタ・ファルコンとNBAのアトランタ・ホークスの元チア・リーダーたちによるダンス担当部隊に加わり、元チア・リーダーたちと同じレベルの動きを要求された。「たった1カ月で、バレエ・ダンサーをやっていた時よりも、たくさんの筋肉を酷使したという感じだわ。レイラが踊るダンスは、クラシックなダンスからかけ離れているの。バレエなら体の出っ張っている部分をとにかく隠そうとするけど、マーチング・バンドでは、神様が与えてくれた魅力的な部分を強調することが大事なのよ」