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キャスティングとキャラクター
 ストーン監督と製作チームは、デヴォンとバンドの主要メンバーの役にヒップホップとR&B的な意味において、今風のクールな個性を持っており、ドラム演奏の経験があるか、または技術をすぐに習得出来そうな俳優のキャスティングに取りかかった。

 まず、デヴォン役にニック・キャノンを決定したことについて、ドン・ロバーツが語る。「ニックには前向きな姿勢と演技力のすべてが揃っていた。しかし、実際のドラムの腕に関しては、彼に出来ることも限られていた。だが、ニックの練習への打ち込みようは相当なもので、当初は吹き替えを使っていたが、映画が進むにつれ、ニックは所定の曲をどんどん自分で演奏するようになり始めたんだ」

 ストーン監督のニック評も紹介しよう。「ニックは興味深い対照的なニ面性を備えて いる。彼は演技力があって、とても好人物で知性とシャープさのバランスが良かったから、ニック役にはぴったりだったんだ」。そのデヴォンと対立する上級生のリーダー、ショーンについてドン・ロバーツは、「ショーンは悪い奴じゃないよ。彼はA&T大学の中で、とても情熱的で、一生懸命な上級生なんだ。リー監督のスタイルも理解して尊敬している。それを仲間たちに知らせようとする。しかし、物語が進むにつれ、ショーンは監督の唱える“ワン・バンド、ワン・サウンド(バンドも一つ、音楽も一つ)”というコンセプトを見失ってしまう。デヴォンが個人的にすることすべてが気に障ってしまうからさ。そのことが原因で、ショーンはバンド全体でなく個人にもっと注意が行くようになってしまうんだ」

 ところで、リー監督の信条の“ワン・バンド、ワン・サウンド”とは、リー監督役を演じるオーランド・ジョーンズによると、「バンド内にトロンボーンは10もあるのに、聴こえる音色は一つでなければならない、と強くこだわっていることに象徴されている」と言う。また、ジョーンズは、リー監督のキャラクターについてこのように解説している。「リー監督は昔気質のやり方を強く支持しているんだ。つまり、60年代や70年代、80年代のクラシックなR&Bさ。そして、リー監督は生徒を教育するために昔の音楽を使っている。彼は人前でショーを披露することについて、ライバル校のモーリス・ブラウン校のウエイド氏のショーマンシップやセンセーショナルな要素よりも、教育的であり音楽的な成長を重視している」

 また、デヴォンの人間的な成長において、重要なキーパーソンになるレイラについて、演じるゾーイ・サルダナはこのように言っている。「レイラは南部の気質を備えたごく普通の南部娘よ。とても保守的だけど、同時に現代的だわ。彼女と出会ったデヴォンは、確立された大学の閉ざされた世界から、レイラを完全に連れ出してしまうの」