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■「Kissngジェシカ」のスタート
この映画はニューヨークのライトアークシアターで5日間だけ上演された、コメディ・スケッチを集めた“Lipschtick”という舞台劇としてスタートしました。私たちが寸劇のアイデアとして考えたのは、ローラ・アシュレー(花柄と女性的なデザインで知られるあの有名ブランド)を着た少女っぽい女性がスパで待ち合わせをしてレズビアンになる方法をあれこれ話し合うというものでした。
でも、このアイデアについて考えれば考えるほど、私たちは表面的なジョークを捨ててストーリーの根底にある真実をリサーチするようになったのです。様々な女性にインタビューした結果、このシナリオは私たちが想像していたよりも一般的であることが分かりました。私たちの文化では、男性よりも女性の方が自由に性的嗜好を探究することが許されているようで、彼女たちはそれを実践しているのです。「Kissingジェシカ」は、焦り(ジェシカ)と退屈(ヘレン)という間違った理由から同性との恋愛と言う“実験”を試みた二人の女性の物語へと変わっていきました。そして、彼女たちはこれまで経験したことのない、深くて純粋で完璧なものを発見するのです。 |
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■セクシュアリティについて
性的傾向とそれを決定する要因について発表するのが目的でこの作品を書いたわけではありません。ただ、物語の内容から“生来の本能か、後天的な学習か”という泥沼に足を踏み入れようとしていることは自覚していました。私たちは性の連続性という考え方に興味を抱いていたのです。友情で結ばれた女性の間にユニークな絆と親密さが存在するのは事実ですし、その結果、ほとんどの女性が「恋人やボーイフレンドや夫との関係とどこがどう違うの?」と自問した経験があるはずです。
そして、多くの女性にとって唯一の違いはセックスの欠如です。ストーリーの中であらゆる視点が語られ、受け入れられるように、この問題に関する見解や論点を多くの登場人物に語らせました。一般論としての性的アイデンティティとしてではなく、それぞれのキャラクターが辿る旅が独自のユニークなものとして受け止めていただけるといいなと思います。 |
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■自分たちで書いた脚本を自分たちで演じて
無名の女優である私たちは、文句ばかり言うガールフレンド、若いお母さん、夫に仕える妻といった基本的に“あなた、ベッドで待ってるわ”的な役しかないことにウンザリしていました。そこで自分たち自身でオイシイ役を作ってしまったという訳です。
ビリー・ボブ・ソーントン、マット・デイモン&ベン・アフレック、エドワード・バーンズといったハングリーなアーティストたちに触発されました。特にこれからは、デジタルの映画作りと自宅での編集が盛んになり、自分で脚本を書く俳優が増えていくと思います。 |
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■“ストレートな”質問
この映画のために受けたインタビューで私達は何度も「それで……あなた方のうち、少なくともどちらか1人は同性愛者なんでしょう?」と聞かれました。答えは違います。私達には素敵なボーイフレンドがいます。(ジェシカ役のジェニファー・ウェストフェルトの実生活での恋人は、ジェシカがちょっとその気になったのに婚約者のいたチャールズ役のジョン・ハム)
UFOを見たことがなかったら「未知との遭遇」は作っちゃいけないわけじゃないでしょう? それと同じです(笑) 。 |
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