去る9月12日、東京国際フォーラム(東京・有楽町)にて「OUT」プレミア試写会が行われ、主演を務めた原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美の4人と平山秀幸監督が出席しました。
この日は主演女優4が顔を合わせる最後の機会ということもあり、舞台挨拶は非常に熱のこもったものとなりました。
オフィシャルサイトではその時の模様をお送りします。
司会:
それぞれが共演なさった時の感想を聞かせてください。
原田美枝子:
すごく面白かったです。前もって4人で打ち合わせなど全然しなかったんですけど、「よーい、スタート!」のかけ声でみんな役になりきって撮影が始まっていきました。お互い、余計な気を遣うことは全然なくて、みんなとても男っぽくて(笑)、サバサバしてて、とてもやりやすかったです。
倍賞美津子:
(西田尚美のほうを向いて)いつも何か食べてる人、(原田美枝子のほうを向いて)いつも寝ている人、(室井滋のほうを向いて)いつもお喋りしている人、この4人が揃いました(笑)。女性4人が主演の映画というのは、なかなかないですよね。その意味で、何十年もこの仕事をしていますがすごく新鮮でした。
室井滋:
倍賞さんにはいつも飼っている猫の写真を見せつけられまして、ここ(鼻の下を指差して)に鼻クソがついているんですよ(笑)。自分が飼っている猫と倍賞さんの猫とどっちが可愛いか、いつも言い合っていました。
西田尚美:
本当に緊張しています(笑)。私がここにいていいのか……って思うくらいすごく緊張していたんですけど、現場に入るとみんな猫の話とか高校のときの話とか世間話とか……本当に楽しくて、わからないながらもその場所にいることがすごく心地よくて、途中もアレアレ?という感じで終わってしまって、別れるのがとても寂しかったです。今日、久しぶりに会えてとても嬉しかったです。
平山監督:
今の話を聞いて、この4人はうちの仕事場に仕事をしにきていなかったと思いました(笑)。この映画には死体が出てくるのですが、その3倍くらいの死体があってもおかしくないなぁという感じでした。
司会:
4人の女優さんを映画の中で登場させることについての苦労した所などありますか?
平山監督:
いや、もうこのメンバーを見ていただければ、言わずもがなという感じです。恐ろしいです(笑)。この4人が集まるシーンというのはあまり無かったのですが、揃ったときはなるべく近づかないようにしていました(笑)。
司会:
皆さんはタイトル「OUT」について、どのようにお考えですか?
原田美枝子:
ポスターやチラシには“OUT”の文字の近くに“最悪のチャンス!”と書かれているんですが、まさにそれだと思います。でも、私は最悪のチャンスからどう這い上がっていくかというのに興味がありました。
倍賞美津子:
“OUT”といったら“セーフ、ヨヨイノヨイ”ですよね(笑)。野球の“アウト!”というのもありますし。なんかタイトルのあとに“ヨヨイノヨイ”というのをつけたいな、という感じです。
室井滋:
私も野球拳かなと思いました。今日もこの国際フォーラムに来たときに、出口に大きくブルーの文字で“OUT”って書いてあるんですよ。なんか……策略ですかねぇ?
平山監督:
駐車場じゃないの?
室井滋:
ええ、単なる駐車場の表示なんですけどね(笑)。今まで気にならなかった“OUT”って言葉が目に付くようになったなぁという新鮮な気持ちです。
西田尚美:
今回この仕事をして、チラシに“女たちが脱出する〜”と書いてあって、あぁ、なるほどと思いましたが、私の中では辞書に載ってる“出口”という意味が真っ先に思いつきました。
平山監督:
今の心境ですね。この場から逃げ出したい、そんな意味だと思います、“OUT”は(笑)。
後、映画の舞台である弁当工場にちなんで特大“しゃもじ”が登場。出席者全員がサイン入れを行いました。